デザインとはデザイナーという一部の職種にだけ限ったものではありません。これからは、このデザイン思考が経営者やサラリーマンにも必要となってくる。というか、デザイン思考をもって、仕事の一つ一つや問題の解決や経営にあたらないと厳しい時代となってくるとイデアは断言します。またデザイナーにおいても平面的な物事を記号化することに執着せず価値を創造し、ストーリー展開できるようにならなければ、この予測不能で閉塞感漂う現在の市場を乗りきりながら開拓していくのは、非常に困難になってくると思います。全ての業種において『作るから創る』への変換期を迎えていると考えています。デザイン思考とは、デザイナーのデザインという仕事において繰り返し行なっている着想、発案、実行というプロセスを行ったり来たりしながら統合していくシステムのようなものですが、(実際はシステムのようでありながらもっと柔軟なものです。)でもだからこそ重要になってくるのがビジョンです。最終的には何をどうしたいのか?またそれによって社会に何をもたらし、どこへ帰結させようとしているのか?自由であればるほどに、その核となる部分が重要になってきます。たとえばお店を持ちたいという動機だけでスタートしても、看板もできてオープンのチラシもでき、しかるべき所から借り入れもしてカタチだけは整ってオープンできるでしょう。でも上手くいくでしょうか?既にある市場に参入するにせよ、そうでないにせよ、私はこれまでの経験から以下の4項目が重要だと考えています。
●それはどう豊かにするか?(どんな問題を解決して何をもたらすのか)
●それは応援してもらえるか?(知らない人にも応援してもらえる価値はあるか)
●それは感動を与えられるか?(新たな価値を予感させ、創造的であるか)
●それはオリジナリティーはあるか?(自分で考え行動し、汗、水流して得た答えか)
この項目全てにあてはまる内容なら企画として問題ないと思っています。簡単ですので今ある企画を上記の内容できってみてください。今、私はデザインとは一見関係のないマーケッティングに非常に興味があります。ですが大手がやるような膨大な資料とデーターはあてにしません。むしろ自分の消費者としての行動や、いつもの活動範囲の中のリアルにこそ、そのヒントは眠っているのではないでしょうか?消費者は消費ではなく経験を望んでいる。だって僕がそうだから、、さて明日はどっちだ!
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