IDEA★NEWS 02
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イデアの佐藤です。
GWも明けて、仕事が一気に流れ出しました。今年も1/3が過ぎたかと思うと、ちょっと焦りますが、しんどくても楽しみつつ乗りきりたいと思います。
【CONTENTS】
★1.ストーリーが心を揺さぶる!
★2.デザインSHOT!!
★3.編集後記
   
ストーリーが心を揺さぶる!

GWは家族で熊本県南部の水俣の温泉に行ってきました。かつては栄えていた温泉街だと思いますが、なかなかのひなびた雰囲気に昭和を感じさせました。ドラマで許されない恋に落ちた男女が行きつく場所だよな。と一人勝手に妄想にふけっていました。
でも宿の雰囲気、食事、泉質も含め最高で、心と体がリフレッシュできました〜♪

最近のテレビCMの傾向を見ていると、何だかまわりくどい物語形式(ストーリー仕立て)のものが多いと思いませんか?
あの傾向は何でしょうか?ソフトバンクはもう長いことそんな感じだし、ダイワハウスや車関係のほか、様々な名のある企業が、まぁ〜意味不明なCMを流してますよね。でもそれ、何で?って感じるところから入っていく視点が大事なんだと思います。意味もなく大手や中堅企業が大金払ってふざけている訳ないですから、そこにはちゃんと意味がある。それは必ず、ワタシやアナタの仕事にも必ず関係しているんです。CMは音量をやや高めに設定してあります。それだけ数十秒で人の心に何か残さなければならない。私たちはすごく忘れっぽい生き物だから、「そこが勝負です!」。消費行動も複雑化して、誰でも気軽にクリックや指先一つで情報を得ることのできる時代においては、単に情報を提供するという役割に加え、「心を揺さぶる働きかけ」が必要になってきたからだと思います。

物語、ストーリーは心に留まる。留まりやすいんです。
オリンピック招致の時に話題となった「お・も・て・な・し」もそういった人の心に留まり、揺さぶる物語としての印象を演出する仕掛けがあり、良い結果に繋がっています。
ワタシやアナタの強みは何か?何にこだわってやっていくのか?
一般的に企業で物語を伝えられる媒体は会社案内でしょう。今から起業する方でもその部分は同じです。デザインブランディングは物語(歴史)を創る共同作業です。

未来に何を伝えたいのか?そこに真剣に向き合えば、そこには物語は必ずある。

デザインSHOT!! >> ある宿の鍵
GWでお世話になった宿の鍵。
何だかこれ自体に物語を感じずにはいられない雰囲気を醸し出している。私はデザイナーで未来を創る仕事だが、全てが洗練されていれば良いとは思ってはいない。質感や形に心にザラつく何かをもったカタチに感動して、思わずパチリ。ちなみにこれは貸しきり露天風呂の鍵になっている。ねらったものではないだろうが、心を揺さぶる良いデザインだ。
編集後記

40歳を過ぎると自分の生きざまについて考える。
僕がほしいものは、良い家に住むことでも、良い車に乗ることでもない。一人でも多くの笑顔を創り出し、より良い未来へと導ける存在になりたい。
それはプライベートでも同じ。同時にデザインとはそんなものでなくてはならないと考える。結果、良い家に住むこともいいだろう。良い車に乗るのもいいだろう。まだまだだと自分で思うが、少しでもそんな自分に近づけるように心掛けている。